このディセンダントは自分と関わる相手を表します。
このディセンダントと言うのはアセンダント以上に分かりにくいところがあります。
アセンダントは生まれたときの条件と言う比較的に分かりやすいイメージなのですが、ディセンダントは自分を表すところでは無くて、自分に関わる相手を表すポイントなのですね。
この相手を表すポイントと言うのはかなり分かりにくい概念です。
何故なら自分の運命を表すのがホロスコープなのに何故、関わる相手と言う、他の人のことが表されているのか、謎ではあります。
私が昔、西洋占星術を初めて学んだときにはこのことは疑問でした。
何故、自分のことなのに相手のことが問題になるのだろうか?
その疑問が解けたのは占いのある考え方からでした。
それはいわゆるあげまんのことです。
あげまんとは男性の運気を上げる女性のことです。
また男性でも女性の運気を上げる男性はいます。
この付き合った相手の運気を上げる異性と言うのはよく言われることです。
あいつは変な女と付き合ったから、破滅しただの、あいつは良い奥さんと結婚したから出世しただのはよく言われることです。
占いでもそうした自分と付き合う相手で運勢を占う占いと言うのがあります。
つまり自分と相手の相性を見るような占いですね。
ただ、面白いのはホロスコープを見てみるとそうした運の良い相手や運の悪い相手と言うのは、出会う前にホロスコープに出ているのです。
いわゆる運命として刻印されていると言う奴ですね。
ですからあげまんに出会うのはホロスコープですでに出ているのです。
もちろん女性なら玉の輿ですね。
それはホロスコープに出ているのです。
まさにそれを表すのがディセンダントなのですね。
ディセンダントに力のある人はあげまんに出会う確率が高いですし、女性なら玉の輿に乗れる可能性が高いです。
こうしたあげまんに出会ったり、玉の輿に乗ったりすると運命は大いに変わります。
つまり、それはアセンダントで表される生まれついたときの条件を大きく変える要因なのです。
アセンダントがいくら良くてもパワーのない人がいます。
それはディセンダントに力が無いのです。
たとえ、生まれが良くても付き合う女性や男性に力が無ければたいしたことの無い人生となるでしょう。
逆にアセンダントに力が無くても大成功している人もいます。
こうした人はディセンダントに力が有るのです。
つまり、生まれが悪かったり、たいした家柄で無かったとしても、男性ならあげまんに出会い、女性なら玉の輿に乗ったとしたら、人生を十分にやり直せるのです。
こうした運命に関わるのが付き合う相手なので、ディセンダントも十分に自分の運命を表すところなのです。
ディセンダントで成功した例で挙げられるのは
豊臣秀吉です。
豊臣秀吉は昔はサルと言われてみんなにバカにされてました。
それでも織田信長の元で頑張って行くのですが、転機となるのは「おね」と言う女性と結婚したことです。
このおねは典型的なあげまんです。
このおねと結婚してからと言うもの、秀吉は階段を登るように出世をして、最終的には天下人となりました。
ですがそれに気を良くしておねを遠ざけて、「淀殿」を寵愛します。
その途端に
豊臣政権は崩れ始め、最終的には
豊臣家は滅亡しました。
つまりおねとうまく行っている間は大成功をしたのですが、淀殿に行ってからは没落するのです。
こうした
豊臣秀吉の場合は明らかにディセンダントの影響があると考えられます。
ディセンダントに例えば二つの星があったりするとこうした
豊臣秀吉のようになります。
どちらの星をとるかで運命も変わってしまうのです。
ディセンダントも昨日のアセンダントと同じく、星の影響力は強いです。星座は個性を表します。
ディセンダントの読み方としては自分の結婚相手や付き合う相手、または知り合う相手と見るのが良いでしょう。
まず初めにディセンダントの近くに月がある場合かディセンダントに月がアスペクトする場合ですが、この場合男性なら結婚相手は間違い無くあげまんです。
女性の場合は優しい男性と知り合えるでしょう。
ディセンダントの近くに太陽がある場合かディセンダントに太陽がアスペクトする場合ですが、女性なら玉の輿も狙えるでしょう。
男性なら明るく華やかな女性に縁があります。
ディセンダントの近くに水星がある場合かディセンダントに水星がアスペクトする場合は男女ともに知的な相手と縁があります。
ディセンダントの近くに金星がある場合かディセンダントに金星がアスペクトする場合は男性なら美人の女性と縁があります。ただし、その相手は小悪魔かもしれません。
女性ならジャニーズ系の男性と縁があります。ただしホストのような相手かもしれません。
ディセンダントの近くに火星があるかディセンダントに火星がアスペクトする場合は女性なら男らしい男性と知り合う可能性があります。ただしこの相手は少しワガママかもしれません。
男性なら少しエロチックなセクシャルな相手と縁があります。
または男勝りの女性です。
この女性をコントロールするのは手がやけるでしょう。
ディセンダントの近くに木星があるかディセンダントに木星がアスペクトする場合は女性の場合は玉の輿間違い無しです。男性の場合はあげまんと知り合う可能性が高いです。
ディセンダントの近くに土星があるかディセンダントに土星がアスペクトする場合は男女とも常識的で高圧的でつまらない相手と結婚するでしょう。公務員タイプですね。
ただし、年を取っても一緒にいられるのはこんなタイプなのです。
ディセンダント
近くに天王星があるかディセンダントに天王星がアスペクトする場合は国際結婚に縁があるでしょう。
国内なら在日の人と知り合うかもしれません。
ディセンダントの近くに海王星があるかディセンダントに海王星がアスペクトする場合は霊能者や占い師、芸術家などとの縁があるでしょう。
ディセンダントの近くに冥王星があるかディセンダントに冥王星がアスペクトする場合はヒモや風俗嬢、水商売の女性やホストなどと縁があるでしょう。
あまり良い相手では無いですが、真に心の底から愛し合ってる場合は良い運も巡ってくるでしょう。
ディセンダントの星座の読み方はアセンダントのときと同じように読んでください。
例えば、男性でディセンダントの近くに金星があるかディセンダントに金星がアスペクトしている人は美しい女性に縁がありますがディセンダントの星座によってその女性の個性があります。
昨日のアセンダントのときのように、ディセンダントが牡羊座の人は水原希子的な女性に縁があったり、ディセンダントが山羊座の人は有村架純的な女性に縁があったりします。
詳しくは昨日のアセンダントのブログを参考にしてください。
女性の場合はジャニーズタレントで考えてください。
結婚は墓場だとも幸せの第一歩とも言います。
ディセンダントも墓場とも幸せの第一歩だとも言えます。
占いをする人は誰しもアセンダントに目が行きがちですが、幸せへの可能性と言うことではディセンダントの方が力があるかもしれませんね。
アセンダントではそれを知ったところであまり何も出来ないですが、ディセンダントは工夫の余地があるので占い向きですね。
次回はMCについて書きます。
今回のタロットカードは「カップ2」です。
このカップ2は自分にとって、最高の相手と出会う姿を表します。
似たカードに恋人たちや太陽のカードがありますが、恋人たちのカードはむしろ5室の恋愛の室のイメージです。
太陽のカードは星の太陽と月との関係を表しているイメージです。
ディセンダントのイメージだとカップ2です。
自分にとっての一番の相手。
それがカップ2であり、ディセンダントです。