誰が売上の責任を取るのだろう

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いつもお立ち寄りいただき、ありがとうございます

 

 

良いフランチャイズ本部の見分け方について5回にわたってご案内いたしましたが、もう少しお付き合いくださいσ(^_^;)

 

前回のブログでは、良いフランチャイズ本部の見分け方其の四として

 

９．直営店について
10．加盟店について

 

の二点についてご案内いたしました。

 

 

直営店はその名の通り本部直轄店であり、「普通」は、本部の教育を受けた社員が店長となり、本部の意思がきちんと反映された運営がなされているのですが、そうでないチェーンが多いので、直営店間の運営レベルの差を見ると本部の質を見極める事ができます。

 

 

また加盟店は、オーナーの質でその店の運営方法が左右されますので、本部の指導が行き届かなければ、直営店以上に加盟店間の差が生じてしまう事をお書きしました。

 

 

例えていうのなら

 

この子にこの親あり

 

この親にこの子あり

 

です。

 

しっかりした体制が構築されているチェーンであれば、しっかりとした店舗指導と運営が可能となるのは言うまでもありません。

 

 

すっかり前置きが長くなってしまいましたが、今回は「加盟金と保証金」「契約条件」と言う観点から、良い本部の見分け方を少しだけご案内いたします≧(´▽｀)≦

 

 

 

 

11．加盟金と保証金

 

加盟金とは何でしょうか？

 

もし、フランチャイズチェーンの加盟店説明会に足を運ぶ機会がありましたら、プレゼンターに

 

• 加盟金ってなんですか？
• その加盟金は、何にどのくらい使われるんですか？

 

と質問してください。

ちゃんとしたチェーン本部なら、きちんと答えられるはずです。

 

 

以前のブログ（フランチャイズチェーンガイド）で、ある加盟店説明会の様子をお書きしましたが、そのプレゼンターは上の質問に対し、まともな返答をする事ができませんでした。

 

つまり、そのチェーンは「加盟金」は加盟契約に必要な費用、、、としか定義していないのです。

 

 

例えば7-11が定める加盟金の性質を見てみますと

1. 研修費用
2. 開業準備手数料
3. 開業時出資金

と示されています。

 

多分、7-11の加盟店説明会のプレゼンターに質問してみれば、研修費用でいくら、開業準備手数料としていくら、、、と、その使い道（明細）を示して貰える筈です。

 

 

それが、普通のチェーン本部なんです (^▽^;)

 

「加盟金は加盟するための着手金だ」

 

位の答えしかできないチェーンは、さっさとお断りしましょう

 

 

それから、加盟金と保証金の返還規定について尋ねてみるのもいいですね。

 

一般的に加盟金は返還されず、保証金は契約を終了する際、本部債務と相殺の上返還されるのが通常です。

 

保証金の預託金額は、

• チェーンの業態
• 一ヶ月間の売掛金予定額
• 一ヶ月当たりの清算回数

等によって違ってきますが、通常は、本部に対して支払うべき予定金額の2回分相当、、、と言うのが、妥当な金額と言われています。（ちょっと難しくてスミマセン、、、）

 

なので、加盟金同様、「保証金の質」についても問いただしておくといいでしょうね。

 

 

12．契約条件

 

契約条件は加盟基本契約書に事細かく記載されていますが、オーナー募集パンフレットとか加盟店募集説明会の席で、加盟基本契約の内容の詳細までうかがい知ることは不可能と言えます。

 

なので、最低次の点を抑えておくといいでしょう。

• ロイヤルティ率（額） 
• ロイヤルティ算定基礎
• 契約期間
• 解約条件

 

例えば、7-11のロイヤルティ率と算定基礎は次の通りです。

 

【店舗を7-11が用意するタイプの場合】

月間の売上総利益より以下に定める率を乗じて得られる金額
（24H営業の場合は売上総利益の2％に相当する金額を控除）

　　【売上総利益】　　　　　　　　　　　　【ロイヤルティ】
　　0円～250万円の部分　　　　　　　　　　56％
　　250万1円～400万円の部分　　　　　　66％
　　400万1円～550万円の部分　　　　　　71％
　　550万1円～　　　　　　　　　　　　　　　　76％

※　売上総利益＝粗利益ではありません。

　　 売上総利益の定義は難解なので、ここでは割愛します

 

 

「えっ？？？、、、売上総利益が550万1円を超えたら、ロイヤルティは76％になるのΣ(ﾟдﾟ;)」

と驚かれるかもしれませんが、この算定方法は税金の算定方法と同じで、「売上総利益のうち550万1円を超えた部分にのみ76％」という事になります。

 

それでも、売上総利益0円から250万円まででも56％（利益の半分以上）ものロイヤルティが取られるのですから、

 

こりゃ高い (＠￣Д￣＠；)

 

とお感じになるのも無理はありません。

 

 

しかし、加盟店指導や販売促進等のフォロー体制、最新のPOSシステム、更には、最短での新商品の導入や多頻度少量納品を実現する高度なデリバリーシステム等、、、、

個人店や中小のチェーンでは絶対に実現する事が出来ない、7-11独自のフランチャイズパッケージを利用する事ができると考えれば、納得がいくのではないかと思います:*:・(￣∀￣)・:*:

 

 

それと、契約期間があまりにも短い場合（例えば1年間など）、短期間で売上を軌道に乗せる事が可能であると見込めないと、相当のリスクを食事になるので要注意です。

 

また、解約条件もきちんと確認しておきましょう。

一般的に契約の解約には次の種類があります（解約の意味合いが全く違うのでご注意を）

1. 合意解約
2. 中途解約
3. 契約解除
4. その他の場合

各々の解約条件について合理的な説明がなされない場合、加盟後にとんでもない目に合うかもしれませんヾ(▼ﾍ▼；)

 

 

多分、次回がこの話題の最終回でしょう

 

お付き合いいただけますと幸いです　・・・・ To be continued

 

 

 

 

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