ほっぺた お尻だって、洗ってほしい。
その日の夜は僕の原型がなくなっちゃうぐらいどろんどろんにされて、その後朝までのほとんどを僕はベッドで過ごした。
しょーちゃんがいつもみたい、いつも以上に眉毛を下げた顔で、飲み物を飲ませてくれたり、サンドイッチあるぞ食うか?って持って来てくれたり。
僕がベッドからおりたのはトイレに行く時ぐらいで、後は。
クリスマスだしね、もう。
クリスマスイブで誕生日だしさ。
ほら、どっちの当日もゆっくりこんなことできないから。だからねって。
現実だけど非現実ちっくな今日。
初めての、しょーちゃんと僕だけのしょーちゃんち。
外はイルミネーションがピカピカしてて、中から見てもすっごい幻想的。
それだけじゃなくて、しょーちゃんの部屋にもすっごい大きなクリスマスツリーがあって、あちこちに飾りもあって、いつもとは違う。クリスマスバージョン。
明日には。
大丈夫。明日には『いつも』に戻る。大丈夫。戻れるよ。
明日からは、『これから』をきちんと考えて、見て、僕に何ができるだろうって、しょーちゃんのように、できることをできる限りにやってくよ。それは決めたから絶対だよ。
でも。
今日は、僕にとっては、前倒しの聖なる夜だから。そうしちゃったから。
僕はベッドの上。布団の中、で。
しょーちゃんにただただ、甘えて甘やかされて、抱き締めて抱き締められて、キスしてキスされて。今日はこうすることを許してもらおうって、思った。
神さまに?………天使さんに、か。
しょーちゃんと僕を出会わせてくれた、あの。
しょーちゃんとの時間は本当にあっという間で、もう結構な時間だったけど、寝るのがもったいなかった。今日は寝たくないなって。思った。
ずっとこうしてたい。
しょーちゃんにすり寄って、本気で思う。
そしてそれは、しょーちゃんも、多分そうなんだと思う。
別に特に何も話す訳でもないけど、ただベッドで、ただ触れる。お互いに。
髪に、ピアスに、ほっぺたや唇。
そうやって、しょーちゃんと僕はこれでもかってぐらい最高に甘い甘い夜を、最高に甘く甘く、まだ大して長くはないけど、僕の人生で最高に、最高に甘い夜を過ごした。
ほっぺた心への音楽
正月休みはうれしいさ。
人並みな休みなんかない俺達。一年間頑張ってきて、もらえる休みだ。
どこかに行くでもなく、潤の膝枕でのんびりテレビで流れる再放送を見て(俺らにとっては初見だけど)、潤が作ってくれる飯やツマミは旨いし夜は夜で潤を腕の中に閉じ込めて。
でもさ、分刻みで予定が決まっていないというのは落ち着かない。ケツの穴がむずむずするんだ。
「旅行、バーベキュー、後輩のコンサート、級友のお宅訪問……」
「え、なに?」
「そんなにボクのお願いを聞くのは嫌だった?つまんない?なら、帰って今から計画立てればいいじゃん」
「え?なに?何怒ってんの?」
身体を捻って潤を見ようと思ったら膝の上からソファーの下に向かって突き飛ばされた。
「いって!」
「今、翔さんどんな顔してるかわかってる?『のんびりするのもめんどくさいな。潤が言ったからどこにも行かなかったけど、やっぱつまんねー』って顔してるんだからね!
ボク、こんなお願いしなきゃよかったよ!じゃあまた現場でね!バイバイ!」
そう言って寝室に駆け込んだ潤。顔は見えなかったけれど、明らかに声は震えていた。
しまった!
慌てて追いかけて行くと布団を被って丸まっている。微かに震えているのは泣いてるからか?
「ごめん、配慮にかけてたな、俺。お前といるのが嫌なわけないじゃないか」
「だ……だって……おととい、から……ため息ばっかり、ついてる。今日なんかもう10回、だよ?
いやだ、いやだ、つまんないって言ってるじゃん!」
ため息……そうか、俺ひどいな。
「ごめん、ため息とか気がついてなかったとはいえ、ごめん」
布団の上から潤を抱き締めゆっくり背中を撫でる。少しだけ布団の裾を上げればほっぺたを膨らませた潤が大きな目に涙を浮かべて俺を見る。
「許してくれる?」
「ボクと一緒にいるだけでこのお休みを終わらしちゃっていい?」
「お願いします。出てきてよ天照大神」
「宇受売は?」
「裸踊りでもしようか?」
「んふ、見てみたい気もする」
溜まった涙を落としながらにっこり笑う潤に口付け、布団の中に潜り込んだ。
拗ねた潤の機嫌を直すのはそんなに難しくないけど……それだけじゃ終わらない。40も近くなると一日に何回もは身体が持たないな。
俺はソファーの下に叩きつけられた腰の痛みを堪えながらそう思った。
拗ね潤 … おわり
ほっぺた最強化計画
飛行機で2時間。空港を出た途端に冷たい空気が雪崩れ込んできて、所々に積まれた白い塊にショウが目をまん丸くして、レンタルした車に辿り着くまでがなんだか長い道のりになりそうだった。
ビュウと冷たい風が前髪を持ち上げても、楽しそうにショウは笑って、「冷蔵庫みたい!」とはしゃぐのを潤と二人で見ていた。
「さっむ…」
コートの襟を立てて、首を竦めた潤の手を握る。
「ショウ、楽しそうだね?」
「あぁ…良かったな?」
潤やサトシとは違って、願って願って願って、まるで神様が願いを叶えたかのように鳥になるショウは、いつまで鳥になって羽ばたけるのかはわからない。だからだろうか?ショウの子どものままの時間は長くて、とってもゆっくり成長するショウに付き合っていけるのは僕らくらいだ。
ショウが雪を丸めて僕にポイッと投げた雪玉が、ポフって当たって無邪気にケラケラ笑う。僕も負けじとショウの足元に雪玉を投げると、雪の欠片がショウに当たって「冷たぁい」とまたケラケラ笑う。一頻り雪玉で遊んで、もうちょっと遊びたいと言いたげなショウの手は真っ赤になってて、「霜焼けになる前に手袋買わないとな」って潤が笑った。
「ショウ、楽しい?」
「うん!楽し~い」
ショウの冷たい手にはぁ~って息をかけて、車に乗ろうかと手を繋いで、ほっぺたまで赤くなったショウは興奮のせいか、目まで赤くなっていて、「今はダメだよ?」って言ったけど、レンタカーの中であっという間に羽ばたいていたから、ショウの耳には僕の注意は届いていなかったみたいだ。
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2019年もたくさん会いにきてね❤︎🐗
ほっぺたの見慣れないほくろは
なぞのデキモノができちゃったから
それを隠すために試行錯誤した結果
黒く塗ってほくろにしたよ🥺笑 https://t.co/kUl6W…
つるぺた つるぺた
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つるぺた♪
・・・うるさい!
「僕は小籠包が食べたい」ってホシは謎の愛嬌するし、優しいマンネは笑ってくれるし、ハオは驚くし、ジュンはツボにハマるし😂😂
最後にホシはほっぺたを赤くするし😂
なんだこの楽しいグループは😍😳
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