自衛 たっぷり、たのしい。
なにやら、チケットの転売に関わる法案が通過したようです。
というわけで、今回は、かなり前に書いて放置していたネタに加筆したネタです。
書いていたのが今年の1月くらいだったので内容的に古いとは思いますが、ちょっとした暇つぶしに読んで頂ければと思います。
去年の全日本。
行かれた方は気づいたことと思いますが、4階スタンド席(いわゆるA席)に、何故か毎日、大量に空席になっている部分がありました。
暗幕をかけてはいなかったので、チケットとしては売れていた席なのでしょう。
全日本は完売していてチケットが買えない人達がたくさんいました。
にもかかわらず、大きな塊で席が空いていたのです。
あれを見て私は思ったのです。
「どこかがやらかしたな…」
と(笑)
その頃持ち上がっていたのがチケットキャンプ問題で、これは単純なようで実は大変複雑な問題のように私は思いました。
ここから先は、業界の人間でもなんでもない、ただのオバちゃんの推測です。
当たっているかもしれないし、外れているかもしれません。
そこを理解して読んで欲しいと思います。
まず、私がこの問題を複雑だと感じた理由は、警察がチケキャンに最初に手を出した時の理由が
「ジャニーズの名前を勝手に使った」
だったからでした。
チケキャン側がジャニーズのファンサイトを許可も得ずに運営し、そこからチケキャンに客が流れるように誘導していたのが商標法違反だと、確かそんな感じだったと理解しています。
でも、そんなことで警察が動くなんてちょっと弱いですよね?
商標法違反なら、ジャニーズが訴えを起こしサイトを閉鎖させ、場合によっては迷惑料なり使用料なりをとれば良かっただけのことなんです。
それなのに警察が入りました。
これはつまり、いわゆる「別件逮捕だな」と多くの方々が思ったのではないでしょうか。
チケキャンは、チケットに介入してきた会社としては新参です。
興行の黒い部分を知らない、半分シロートだったんですよ。
運営会社はmixiを運営しているフンザですが、フンザというのはパキスタンにある桃源郷の語源となった美しい町の名前です。
そのフンザを会社名に付けるあたり、かなり色々と、理想は高いがビジネスには疎いナチュラリストというイメージが私にはありました。
そんな会社ですから、捕まえて調べれば、もっと色々ゲロっちゃうんだろうな〜と思っていたら、案の定事態は動き、チケキャンは閉鎖となってしまいました。
チケキャン側が大口の転売屋の手数料を無料にし、優遇していたのが発覚したからです。
つまりチケキャン側は、売れる商品の品揃えを良くするため、大口の転売屋を抱えていたというわけです。
チケットサイトというのは売り手からも買い手側からも手数料を取っているため、売り手の手数料をゼロにしても、取り引きが増えれば買い手の手数料でチャラにできる仕組みです。
出品者の手数料は8.64%(税込)だったそうです。
※8,000円以下の場合は690円
※取引手数料8.64%は、チケット代金総額 (送料を含まない)にかかります。
他にも、振込依頼1回ごとに380円がかかっていたそうです。
つまり、10万で売り出したら8千円以上の手数料を取られるハズのところを0円にしていたというわけです。
買い手の手数料額は、送料を除くチケット代が10,000円以下の場合324円、10,001〜20,000円の場合540円、20001円以上の場合支払額の3.24%です。
2万より高く売れた方が手間は同じでも手数料は高くなるので、チケキャン的には高く売れるチケットを揃えていた方が売り上げが上がるというわけです。
そのため、高く売れるチケットを揃えている大口転売屋を優遇していたというのが事件の真相ということになっています。
でも、本当にそうだったのでしょうか。
そもそも、大口の転売屋はどのような入手ルートでチケットを大量に仕入れていたのでしょうか。
今まで言われていたのは、大量のドメインを取得し、自動で何千というアクセスをしてチケットを入手するということでした。
でも、これだと一般のお客の隙間に入る感じになるので、ブロック丸ごとというわけにはいきませんよね?
何せフィギュアのチケットはほぼ抽選です。
転売屋が大量に申し込みをしても、必ず当たるとは限らないのです。
チケット窓口に転売屋がバイトを並ばせるという話も聞きますが、それは余りにも非効率的です。
そもそもフィギュアの場合は窓口販売がないので、早くから並ぶことすら出来ません。
ここで、私が聞きかじったチケット業界の話をします。
これは、チケット窓口に並んでいる時に、長年チケ取りに並んでいる方々が話しているのを聞いたり、自分の取れたチケットから推測したりしたことなので確かな話ではありません。
ただ、長年チケ取りをしている人によると、チケットはブロックごとに各チケット業者に割り当てられるのだというのです。
それを聞いた当時は、まだe+は新興のチケットサイトで、興行主にとって重要な取り引き相手ではありませんでした。
その頃のチケット業者の最大手はやはり「ぴあ」です。
「ぴあ」は、イベンターにとって最も信頼できるチケット業者だったため、真ん中の1番いい席は「ぴあ」に割り当てられるというのです。
なので、チケ取りの猛者は、いい席が欲しかったらぴあで買えという話をしていました。
もちろん興行側にいい席を割り振って貰えた方が売り上げは上がるので、チケット業者はできるだけたくさんのチケットを売って実績を積み、自分達の「ランク」というか「ステータス」を上げていきます。
これは本屋さんも同じですよね?
売れる本をたくさん卸してもらうため、本屋さんは本に挟まっているしおりのようなカードを集め、実績を積むのです。
街の小さな本屋さんにとって、あれは良い本を配本してもらうための、自分のステータスを上げる為に大切なのだと教えてもらったことがあります。
全ては信用と実績です。
が、そこにインターネット専門のチケットサイトの「e+」が登場しました。
あくまで推測ですが、e+は新参者なので、最初の頃は良い席は古参のチケット業者に渡り、左右の見切れ席や後方の席がe+に割り当てられていたんじゃないかと思います。
当時、e+で取れた席の多くがそういう席
ったのです。
でもそんな席ばかりじゃe+の経営も成り立ちません。
そこで、いわゆる「先行発売」というのがe+に許されたのではないかと私は睨んでいます(笑)
最初の頃は、いつも「e+で独占先行発売!」ってな感じのイベントが多かったんですよね。
で、申し込むといつも左端や右端の見えにくい席や後列などのガッカリ席ばかり。
そこで初めて、チケ取りの猛者の方々が言っていた
「会社によってブロックで割り当てられているから、どのチケット会社で買ってもいい席があるわけでもない」
という意味がわかってきたわけです。
ある芝居の時など、窓口に行ったらどの日程でも同じ席しか売っていませんでした。
平日ならもっといい席があるかと思って平日を指定しても、同じ席が4席しかないと言われたのです。
つまり、その公演でその会社に割り当てられた席はそこだけということなのです。
空いていればどこで買っても同じ席が手に入るわけじゃないのです。
薄々皆さん「e+にいい席はない」ということに気付いてきましたが、それでも先行発売に必死で申し込みました。
一般的に、芝居の最前列は良い席ではありません。左右が見えにくいからです。
なのでたまにe+で最前列が出ることもあったため、芝居よりもイケメンが見たい人にはたまに最前列が当たれば大喜びでした。
人気のミュージカルなどは、席はどこでも、とにかくチケットを早く手に入れ安心したいですしね。
一般販売で手に入らなければアウトですし、もしも一般でもっといい席が手に入ったら、先行チケットを売ればいいのです。
そんなこんなで、普通なら売りにくい席を「どうしても、どんな席でも行きたい勢」に売って実績を積んだe+は、今ではぴあに並ぶチケット会社になりましたが、負けじと今では他社もネット売りや先行を始めました。
すっかりカオス状態になったのです。
そんな私の、チケット取りの経験が全く生きなかったのがフィギュアスケートです。
なんせ窓口販売がありません。
窓口販売さえあれば、どこの窓口がいい席を持っていてどこの窓口に朝何時から並べばチケットが取れるのか、数年にわたって経験を積んできたというのに、窓口販売がないんです!(笑)
でも、公演ごとに割り振りがあって、ブロックごとに販売されているのは変わっていないはずです。
そして、転売屋が一般の客と同じように抽選に潜り込んでいるのだとしたら、ブロック丸ごと押さえるというのは無理だと思うのです。
じゃあ何故、完売のはずの全日本であんなに、席が空いていたのか?
考えられるのはひとつ。
どこかのチケット会社が丸ごと転売会社に流していた、ということなんじゃないでしょうか。
もちろん、チケット会社がそのままチケキャンに流していたら犯罪になります。
でも「大口の転売屋」という存在を介せば合法になります。
転売は違法だと言う人もいますが、決して違法ではありません。
※法案が通ったことで、来年あたりからは違法になると思います。
転売目的でチケットを購入した場合は条例で罰せられることもありますが、行けなくなったチケットを買ってもらうことは違法じゃないのです。
でも、丸ごと横流ししていたら?
チケット会社は販売を転売屋に任せ、転売屋がチケキャンに出品をする。
チケット会社は販売にかかる手間が無くなり人権費も減らせ、転売屋はその手間を代行し利益を得、チケキャンは売れるチケットを大量に扱い手数料を得る。
誰も損をしないのです。
このようなチケットの流れがあったとしても、私は全く驚きません。
チケキャンの問題が顕在化してきた時、一部のファンの間で、あるチケット会社が電話でチケットを売っているという噂が流れました。
フモフモさんのブログにその顛末が書かれていましたが、あんな売り方は異常ですよね?
あれは、チケキャンで売れなくなるのが確実になったことで、少しでもチケットを売ろうとしたのかもしれませんが、電話窓口が1人では大した枚数はさばけなかったのかもしれません。
何にしても、毎日4階席が大量にあいているというのは、完売のはずの会場で異様な光景でした。
もちろんスケ連はチケットを販売会社に委託しているだけなので、チケット業界の実態は分からないと思いますが、チケットというのは「興行」なので、決して綺麗なものではないということです。
今回、警察が動いた理由として、東京オリンピックに向けてチケットが高騰するのを防ぐため、と言われていますが、それだけではないでしょう。
転売などで得る利益の一部は反社会勢力の資金源になっているため、まず新参で脇が甘いチケットキャンプから潰していったということではないでしょうか。
とはいえ、チケキャンが潰れても転売はなくなりません。
ヤフオク、チケット流通センター、チケットストリート、メルカリetc…。
転売先などいくらでもあるのです。
ヤ◯ザの資金源を断とうと、迷惑防止条例でダフ屋のつきまとい行為を禁止したら、今度はネットでさらに高いチケットを売る連中が現れ、もっと簡単にもっと高額でチケットが売られ始めました。
イタチごっこです。
ある意味、興行なんてヤ◯ザと紙一重なんですよ。
何かイベントが行われる時には、必ず地域の興行主が関わってきます。
地元の興行主を無視してイベントを企画するのは新参者のやることです。
何が起こっても知らんぞ、という世界です。
興行には地域差がありますが、これも地元の興行主の性格の違いからきています。
都会は地元企業を優先するなんてことはありませんが、地方は違います。
地方の興行主なんて、かつてはヤ◯ザと言われていた方々が多いわけですが、イベントというものが博打のようなものなので、そういった方々が興行権を独占していることは普通にあることなのです。
かなり前、宝塚だったかミュージカルだったか忘れましたが、名古屋は地域優遇が酷いと書いてあったブログをを目にしたことがあります。
つまり、前のいい席の大半が地元枠に押さえられ、自分達遠方のファンがチケットを取れないということです。
大量に押さえられるから売りに出されるチケットも少なくなり、申し込んでも当たらない。
しかし、毎度そんなことをやっていても決して名古屋市民が買うわけでもなく、
局は直前になって放出が始まる。
だから諦めずに直前を待てと、そんな感じの内容でした。
地方は地方で、遠方から来る客よりも、日々お世話になっているスポンサーの方が大切だったりします。
そういったスポンサーがなければ、そもそも興行が打てないからです。
チケットをさばいてくれるのも地元スポンサーなので、地方の公演は時に、一般のネット通販などでは理解できない売れ方をしているようなのです。
そこは全国一律の売れ方をするわけではないということです。
チケットを転売するのは何も転売屋だけじゃありません。
いわゆる白ダフ屋と言われる、一般人の転売屋もいます。
いくつかのチケット会社に申し込みをし、それをヤフオクなどで売っていた人達です。
ニュースでは猫のブリーダーの方や主婦の方などが、お小遣い稼ぎの気分でやっていたと出ていました。
フィギュアのチケットも白ダフは横行していたようですが、そういった人達は、チケキャンの時に何件か手入れが入ったことでかなり大人しくなったようです。
フィギュアの場合、ファン同士で定価でやり取りするサイトを運営するなど、利益を取らずに転売する方法も模索していたようですが、そういったサイトには嫌がらせもあるようで、個人で対処するのは難しいところもあったかと思います。
最近ではEMTGなど、音楽関係者が中心となり、チケットを販売、転売まで行う会社も現れました。
ぴあも、チケットを発券せずに定価でやり取りするクロークなどを始めました。
少しずつ、定価以上で転売してそれによって利益を得ることには厳しくなってきているのですが、多分、完全な根絶には至らないかと思います。
取りにくいチケットがあり、どうしても行きたいと思う人がいて、じゃあ余分な金を出せよと言われてホイホイ払う人がいる以上、これは絶対無くなることはないのです。
中には「自分は忙しい。数ヶ月先の予定なんかわからない。行ける時に行きたいチケットをヤフオクで買う。申し込んだり発券したりする手間を考えれば、倍の値段になるくらいはどうってことはない」という人もいたので、そこの価値観は人それぞれだということなんでしょう。
じゃあ、正規のチケットを当たりやすくするにはどうすればいいか。
それはもう、有料会員が一番だということはフィギュアファンにも知れ渡ったことだと思います。
とはいえ、有料会員になると絶対取れるかというとそうでもないんですよ。
私は、友人と同僚に有料会員がいるので、激戦になりそうな時は協力してもらうのですが、毎回取れてるわけではないんです。
確率的には30%くらいです。
でも、一般のアカウントだと激戦チケットは数%程度の確率に下がるので、絶対有料会員の方が確率は上がります。
でも、ライブやお芝居などでチケットをいっぱい取る人には有難い有料会員も、年に数回しか使わない人には勿体ないだけなのも確かです。
ぴあとローソンの有料会員になっていれば大体のチケットは網羅できますが、年に5千円ほどの金額がかかります。
それだけ払っても落ちる時は落ちるので(笑)有料会員になれば確実というわけでもありません。
先日、世界選手権のチケットを取ってもらった方にも毎年依頼をしていますが、これで2回目の当選です。
それほど確率が高いわけでもないのです。
また、取れない取れないと思わせて、意外と最後には取れるというチケットもあります。
韓流のチケットを購入しに来ていた人たちの話では、韓流タレントは毎回1回目の先行ではほんの少ししか出さないんだそうです。
それで、「当たらない!買えなかったらどうしよう!」という飢餓感を演出するんだそうです。
何度も小出しにするから買いにくいと思い込むけど、最終的にはそれほど難易度の高いチケットではないという話を聞いたこともあります。
チケットほど流れのわからないものはありません。
一次抽選で売って、売れ残ったものやキャンセルの戻りが二次になるわけではありません。
一次と二次では売っているブロックが違うそうです。
キャンセル分を売るのなら、一次の結果発表の翌日から二次を売ることはできません。
かつては先行より一般の方がいい席がありましたが、今はどうなっているかわかりません。
「ぴあ」の威光もかなり落ちてきているようです。
以前ジャパンオープンのチケットを、座席を見ながら選んで買おうと「ぴあ」に行ったことがあるのですが、「ぴあ」で窓口売りをしている席があまりに少なくて愕然としたこともありました。
舞台などではまだ「ぴあ」も強いかもしれませんが、少なくともフィギュアに関していえばほぼほぼネット抽選オンリーだと思います。
先着にしたら、転売業者の使う高速サーバと大量アカウントにかなわなくなるので、ここはあくまで抽選であるだけマシと思うしかありません。
というか、人気チケットは抽選にしないと全て転売屋に持って行かれると思わなければいけません。
ダフ屋を締め出したいのであれば、ソフトを使って大量購入するサーバを突き止めるところまでやらないと、なかなか転売は無くならないと思います。
とはいえ、すべてのフィギュアのチケットが人気というわけでもありません(笑)
ぶっちゃけると、結弦くんの出ない試合やアイスショーは完売しなくなってきているように思います。
二極化しているのです。
2年ほど前、ジャパンオープンとカーニバルの間の時、コンビニでモデルのような二人組の
「私、アイスショーって初めて!でも、チケット高いんでしょう?申し訳ないからチケット代を払うわ」
「あら、いいのよ。私ももらったんだから」
という会話を耳にしたことがあります(笑)
1万以上のチケットを買っている私と友人は、ちょっと耳がダンボになってしまいましたが、去年までのカーニバルは席が大量に残っていましたので、チケットは業界の方々に、かなりタダで配られていたんだと思います。
たとえ結弦くんが出る試合であっても、平日に試合のある国別対抗戦のチケットはそれほど売れ行きは良くありません。
なので、そういうところも見誤ると大量にダブらせることになってしまうのでチケットというのは恐ろしいのです(笑)
結弦くんが出る試合はこれからも入手困難でしょうが、海外の試合も絶対に出るとは限りません。
チケットは常に博打です。
それでも、少しずつ法外な値
で売られるチケットが減ってきているようにも思いますし、オリンピックに向けてそうあって欲しいと思います。
そして、なによりも
◆定価以上のチケットを買わない。
◆信用の無い相手に振り込みをしない。
◆ツイッターを介する場合は過去の記事などを読んで、信頼できるかどうかを確認する。
等々の自衛をして欲しいと思います。
フィギュアのチケットで、儲けたお金が反社勢力に渡ることが無いよう、お金をだまし取られることが無いよう、今後もまっとうな売り方でチケットが売られればいいなと切に思います。
興行主の利益は「定価」の中にあるのであって、転売で高くなった部分は全て反社に渡るのだと、そう考えて常に定価以下での転売を心がけていただきたいと思います。
以上
自衛となら結婚してもいい
こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で金曜日の【大人の恋愛術】コラムを担当しています。
今、ハワイで研修中です。雨が多くて、思ったより朝晩が冷えるので、毎日、しょうが湯で身体を温めて自衛しています。こちらの研修室にはヤモリが何匹も棲んでいて、場の「守り」を務めています。大事なところで、この「守り」が現れて、無意識に眠る私たちの知恵を呼び起こしてくれます。私たちは、みんな、心の奥底に、すでに「答え」を持っています。大変な時は、それに耳を傾ける勇気が求められている時、なんですね。
「もうここにいない方がいいのかも?」。
「私がいては迷惑なのではないかしら?」。
「私じゃない方がいいのかも?」。
そんな風に思ってしまうことはありませんか?私は、よくココにハマります。あまりにも年季が入っているので、感情的にはそういう気分になりますし、頭の中では激しい押し問答が展開されますが、まずは、
「そうじゃないはず!」
という声を応援するようにしています。恋愛で言えば、
「別れた方がいいのかしら?」。
「私じゃない方がいいのかしら?」。
という気持ち。
「パートナーを幸せにできていない」という罪悪感が創り出す「気持ち」で、よく「男性の気持ち・女性の気持ち」について解説するときに、「男性が離れていくときの気持ち」として紹介されることが多いです。
例えば、女性が悩み苦しんでいるときに、助けに来てくれるどころか、彼が離れていくと、女性の方は「なぜ?!」とショックを受けて、彼に「嫌われた」「見捨てられた」と感じますね。でも、そんなとき、男性も男性で、「どうしてあげたらいいのかわからない」、「ボクはこの人を幸せにしてあげられない」、「ボクよりもっといい人がいるんじゃないか」と無価値感や罪悪感を感じているようなのです。
最近は、女性も自立的な人が多いですから、男性同様、ココにハマるように思います。
二人の関係性がうまくいかないとき、「私のせいだ!」って思うんですね。そして、相手から「後ずさり」します。さらに、「困らせるのは嫌だ」、「もっと傷つけたらどうしよう」と思って自分から相手を突き放すようなことをします。
二人ともが、ココにハマると、自然とお互いに距離をとるので、何のためにつきあっているのかわからなくなります。夫婦の場合は、子供を育てるとか、親の介護をする、という「役割」を担うことで関係性を維持しようとしますが、そのうちにそれでは持たなくなって、浮気やハードワーク、アルコール、などの問題を抱えます。ソツなくやっているようで、生きていること自体がもう無意味に感じられて、いつ死んでもいいという自暴自棄な気持ちが出てきます。
私たちは、そんな心の有り様を、(関係性が)デッドゾーンにきた、と言います。
「あそこであんなことを言わなければよかった」、
「彼の面子をつぶしてしまったかしら」、
「あの人の欲しいものをあげられなかった」。
デッドゾーンにくるまでに、小さいことから大きなことまで、たくさんの「夢」たちが破れて、「期待に応えられなかった」という罪悪感が積み上がります。自分が「愛」だと思って差し出したものも、相手からすると見当違いで受け取ってもらえないと、自分の判断力はもちろん、自分の気持ちさえも信頼できなくなります。
「わからない」が口癖になって、何をするのも遠慮がちになるかもしれませんね。
日本人は、「察する」ことが得意な人が多いだけに、「察する」合戦になると、お互いに相手の気持ちを慮ってものを言ったり、やったりするので、「何が」「誰の」「本当の気持ち」なのか、混乱してわからなくなったりもします。
心に関するブログやエッセイには、「どうしたいのか、自分の気持ちを大事にしましょう」と書かれていますが(私も書きますけれど)、何が「他人」の気持ちで、何が「自分」の気持ちかが、もうわからなくて、
「どうしたいのかわからないよー!」。
そんな風に叫びたくなることもありますね。
日本人が得意な「遠慮」も「癒着」の一つの形なのです。
「癒着」は、傷がくっつく時に、つながるべきではない臓器どうしがひっついてしまった状態を言います。「残念ながら、傷ができて、綺麗にくっつかなかったから、無理矢理ひっついた」ココロの状態が「癒着」している状態です。
つい「遠慮」したくなるのは、本来あるべき(というか欲しかった)「絆」を感じられないから、不安で仕方がなくて、「必要以上に」相手を慮ってしまうのです。
でも、ここで、本当に「欲しい」のは、「絆」ですよね。
「遠慮」する気持ちが出てくるとき、思い出して欲しいのは「信頼する勇気」なのです。
「私じゃない方がいい」と「私でなくてもいい」は似ていますが、全然違います。
「私じゃない方がいい」は、相手がすべき「決断」を自分が下しています。もしかしたら領空侵犯かも。心は見えませんし、無意識には境界線がありませんから、「自分」と「相手」の心の境目は、なかなかわかりにくいものです。
子供の頃から、お母さんの影響力の大きさに圧倒されて、お母さんの期待に応える人生を歩んできた人は、心の中の「お母さん」に領空侵犯されることに慣れっこなので、他人が自分の心に入り込むことも、自分が他人の領域に入り込むことにも無頓着になりがちです。
人の人生を心配しすぎたり、人が決めるべきことを自分が決めてしまったり、と他人の領域に入り込みすぎていることに気づきにくいので、相手が
分の心の領域を守ろうとして「引く」と「嫌われた」「捨てられた」と思ってしまいます。
そして、相手の心を代弁するように「私じゃない方がいい」と思って「後ずさり」しますが、それは「捨てられるのは絶対にイヤだから、別れるにしても決めるのは私」と最後の最後まで状況をコントロールするための、ギリギリの策だったりします。
それに対して「私でなくてもいい」は、状況をコントロールすることを手放して、二人の関係性の決定権を相手に委ねたときの心持ちです。「あなたが決めてくれていい」というためには、相手のNOを受け入れる必要があります。それはとても勇気がいりますが、「愛」を選ぶってそういうことなのではないでしょうか。
「私ではない方がいいのかも?」と思ったら、それは、相手の期待に応えられなかった罪悪感で心がいっぱいで、パートナーから距離を取ろうとしているサイン。「後ずさり」するのは、自分が傷つかないための心の防衛策ですが、二人の「絆」のために、もう一度、勇気を奮い起こしてみませんか?
ココでこそ、「私でなくてもいい」と執着を手放しながら、心の中で、パートナーに向かって前に進みましょう。一歩、一歩、出せる足から出して、パートナーに近づいてみます。きっと、これまでのあなたの辞書にはなかった、違う愛し方が見えてきますよ。
つい遠慮したくなっちゃうあなたが、いつだって二人のために最高のことが起こる、と信頼する勇気を持てますように。
ココロを学んでバージョンアップしたいあなたのために、、、
個別の面談・電話によるカウンセリング
あなた仕様のセラピーであなたの人生をサポートします。カウンセリングは前月の1日から、ご予約をお受けしています。ご希望の日時を
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心理学講座・ワークショップで学び、癒す
みんなで学び、癒し合うグループセラピーは、関係性を豊かにするヒントがいっぱい!あなたにピッタリのテーマをお選びくださいませ。
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鳴かぬなら鳴かせてみせよう自衛
第63章…直和ホテルは…?
扉の外は、気温が高く、重々しい服装は何を意味するのか…
既に、下着は汗まみれになり、肌にへばりついていた。
俺は、ワキガである事から臭いに敏感で…
かなり注意していたのだが…
脇に大量の汗をかいている事から
胸元のボタンを開き…
脇に手を入れ、テッシュペーパーで拭き取った…のだが…
「やはり、臭いなかぁ…」
俺は、独り言を呟くと…
岡田が…
「どうしたのですか…?」
俺は少し慌てて…
「なんでも無い…」
と答えた。
護身用のピストルは、小型ではあるがずっしり重く…
腰にホルダーと共に付けているが…
ピストルが右腰に装着されている事から…
バランス良く歩けない…
そして、俺達はまず直和空港から近い直和ホテルに向かっているが…
重いピストルの所為なのか?
右脚を少し引きずって歩いている事に気づいた…
「おい!「ヤ・ミカエル」この重い服装と重いピストル…」
「意味があるのか…?」
すると、政府から呼ばれた自衛隊の精鋭が答えた…
「…「ヤ・ミカエル」様…私が説明いたします」
「そうか、宜しく頼む…」
俺達に、自衛隊の 精鋭である3人の中でリーダー的存在である…
イシワタ主幹が歩きながら…
話し始めた…
「この服装は、特殊な生地を何層も編み込み、仕立て上げ…」
「殺傷を食い止めるため、開発された特殊部隊専用着であります」
「防弾チョッキ2型などは、セラミックを立てとして入れていますが…」
「今回の服装は、防弾は考えず殺傷を重視する事から…」
「特殊な生地…繊維を使っています」
「特殊な生地…繊維の成分は、極秘となっています」
「しかし、重いなぁ〜」
俺は、つい本音が口走り…
岡田に目で同意を求めていた…
俺は、服装などが重い事を誤魔化すように…
「殺傷を抑えるため、このような生地の編み込みにするんですね?」
俺は、自衛隊イシワタ主幹に媚びを売るように話しかけた!
そして、護身用ピストルの説明がイシワタ主幹から、伝えられる事だったのだが…
直和ホテルに到着した。
ホテルの外見は、2ヶ月と変わらない状況であるが…
すると、山田が足早に、直和ホテルの大きな扉を開けた…
すると「ヤ・ミカエル」が大きな声で…
「山田くん…チョと待つてくれ…」
山田は、躊躇せずに直和ホテルの大きな扉を開けた!
そして、山田は逸早く…
受付嬢である、なんちゃんの元へと駆け寄った…
なんちゃんは、無事だったのだ?
こちらを背にして、なんちゃんは存在していたが…
「なんちゃん…」
「無事だったんだね!」
山田の不安が打ち消され…
背を向けている、なんちゃんに歩み寄り…
山田の手がなんちゃんの肩に触れ…
「なんちゃん、良かった!」
振り返った、なんちゃんに…
呆然となり…
山田が叫び声を上げた…
「自衛」という共同幻想
中国メディアが五月蠅いんだが。
いずも空母化を騒いでるですよ。
いずもにF35Bを載せても、早期警戒機を載せられなきゃ、遠洋での運用は難しいです。
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いずも空母化の真の狙いとは?中国メディアが分析
2018年12月6日 0時20分
2018年12月4日、中国国防報は、「日本がいずもを空母化する真の狙い」について論じる記事を掲載した。
記事は、日本政府が「いずも」型護衛艦を航空母艦へと改造する計画であると多くの日本メディアが報じたことを指摘。
「日本政府はこの計画を防衛計画大綱に含めることを決定しており、F35Bステルス戦闘機を配備する事も明確にしている。
このほか、米国からE2D早期警戒機9機を購入する計画で、これは米国空母の標準装備だ」と伝えた。
このほか、日本は2隻のいずも型護衛艦を改造し、新たに1隻を建造して計3隻とし、最終的に「遠征打撃群」とする可能性があると記事は指摘。
「第2次世界大戦中に多くの空母を所有していた日本が、今再び遠征打撃能力を有する空母を持つことは、いったい何を意味するのか?」と問い掛け、いずも空母化の三つの狙いについて分析した。
一つ目は「真の軍事大国となること」だ。
記事は「政治軍事大国になることは、第2次世界大戦後の日本の最大の夢だ。
平和憲法の制約があるとはいえ、日本はさまざまな手段を通して再武装化を実現してきた。
安倍政権になってから集団的自衛権が解禁され、安全保障関連法を成立し、軍事費が増加し、海外派兵を緩和するなど、再武装化の歩調を速めている。
空母は軍事大国の『標準装備』と見なされており、いずもを空母に改修して『遠征打撃群』を形成することは、日本が事実上の軍事大国となったことを宣言するものだ」と主張した。
二つ目は「自衛隊を戦える力とすること」だ。
「日本は集団的自衛権の解禁を機に『専守防衛』から『主体的に戦略を抑止すること』にすでに変わっている。
『安保法』では『統合機動防衛』が突出しており、自衛隊を進攻型の『戦える力』に変えている。
再び空母を持つ自衛隊は『戦える』だけでなく、『遠征作戦』が可能で、先制攻撃能力が向上する」と分析した。
三つ目は「米国との軍事協力の強化」だ。
「日米軍事同盟を通して自身の軍事能力を高めることが日本の規定戦略であり、米国にとっては21世紀に入ってからアジア太平洋地域における日本の役割がより重要となっている」と記事は分析。
トランプ大統領は、日本に米国の武器購入拡大を迫っているが、「これは日本にとって願ってもないこと」だとしている。
「空母を持つことで日本は米国との軍事差を縮め、米国の日本依存を高めることで、日本は軍事上の影響力と地域の主導力を高めたいのだ」と論じた。
最後に記事は、「再武装化を加速している日本にはどんな意図があるのか?
これは考慮に値する重大な問題だ。
さらに踏み込めば、軍事大国に向かっている日本が同じ過ちを犯さないよういかにして阻止するかということであり、周辺国は警戒感を示さざるを得ない」と結んだ。
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「E2D早期警戒機9機を購入」
本来この機種は空母に載せるのが、一番効果が出るのだが。
カタパルトがないと、搭載できないんだよね。
つまりカタパルトの無い空母では、遠洋で空母としては使えないってことです。
US-2なら発艦は軽く出来ますし、着艦時には、80km迄スピード落とせます。
US-2を基本に、早期警戒機の機能を換装したら使えると思うけどねえ。
E2-Dの部品を外して、US-2に着けられないものですかねえ。
がははー
それか、早期警戒機能を換装したオスプレイですかねえ。
「日本は2隻のいずも型護衛艦を改造し、新たに1隻を建造して計3隻」
え?知らんかった・・・・。
んじゃ3隻目を、新造するってことですね。
それなら、やはリ格納庫の広い、強襲揚陸艦を予定したほうが良いですわ。
「遠征打撃群」
それにしてもやはりカタパルトがない。
やはり、近海用の本土護衛用の空母でしかないですわ。
これって中国の遼寧や、建造中の空母も同様です。
もし、日本の「空母」に早期警戒ヘリや、改装した早期警戒オスプレイを載せるようにしたら、本格的な遠洋空母になるですよ。
海上自衛隊が、インド洋などの遠洋での運用を本気で考えるかどうかは、早期警戒機の艦載で判ります。
早期警戒機のアイデアは、元々は日本の海面すれすれに飛んでくる、特攻機対策なんですわ。
アベンジャーにレーダーを張り付けて、高度から特攻機を見つけては艦船に連絡してたんですね。
中国は空母さえ持てば、「遠征打撃群」を作れると思ってるんでしょうな。
中国軍は判ってるんでしょうけどねえ。
だから台湾の周りを、回って来るくらいしかできんのです。
「安倍政権になってから・・・・軍事費が増加」
「軍事大国に向かっている日本」
あのね、表向きの軍事費でも日本の4倍、国内向けの裏の軍事費を合わせたら、42兆円以上という、日本の防衛費の8倍も使ってる中国が言うんじゃない。
日本の防衛費を10兆円にしたって、まだ、中国の軍事費の4分の1の規模です。
とても追いつかんのです。
「米国との軍事協力の強化」
早期警戒機が無くても、米空母と同行するのなら、遠洋空母として機能するんですね。
米空母は、早期警戒機を積んでますから。
何はともあれ、早期警戒機が「肝」ですわ。
早期警戒機の性能をあげるには、やはりカタパルトですわ。
中国、いくら騒いでも、ジワジワト改造する、日本の動きは変わらんよ。
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