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冷静とアアアのあいだ
オーストラリアの田舎って星がいっぱい見えるんよ。
ジンバブエに住んでいた時は首都ハラレの中心地に住んでいたし、停電じゃない限りは辺りが明るくて感動するような星空を見ることはなかったんよね。
それが!!!ここスワンヒルの星空はほんっとにすごい!
目が悪い私でもよく見える。笑
して冬の日は寒いんだけど空気がまた澄んでるから本当に素敵。
熊本の家の前の空き地でポリーを散歩させてたとき、たまにそら見上げるとオリオン座がよく見えたんだけどさ、ここでもオリオン座が見えるんはなんか嬉しい。
んで、ふと思い出したジンバブエでの星空にまつわる話を書きたい。
ジンバブエの音楽学校でピアノを教えていた時、生徒が学校終わってから合唱の練習に参加してて、チアキも見に来ればいいと言われたから行ってみたん。
合唱って言ってもアフリカのチャーチソングをバンドと一緒にガンガン歌うようなやつ。
多分これがザ・ゴスペルなんだと思う。
で見に行ったら、校長先生にチアキもバイオリンで入ってと言われ。おいー!!
クリスマス前ということもあってクリスマスソングをメインに練習してたん。
練習は学校終わってからだったから帰る時にはすでにあたりは真っ暗。
一人で帰るのは危ないからって校長先生が生徒に送らせると言って、男の子の生徒二人にいつも家まで送ってもらってた。
二人は私のピアノの生徒でもあったんだけどさ、ジンバ人だよ!!!内心大丈夫かよ!!!なんかあったら走って逃げるぞ!とか思ってたんだけど、一緒に帰る中で彼らの生い立ちとかを聞けて印象深かった。
この合唱団は音楽学校の校長先生主催の合唱団のようで、結構アクティブに演奏活動してて、学校で開かれたクリスマス演奏会で演奏したり、ハラレの小学校に歌いに行ったり。
どっか行く時はバス貸し切りで衣装も揃えて、だからなかなか楽しかった。
これが演奏しに行った小学校。制服もちゃんとある。
だいたい最初は普通に歌うんだけどさ。
(譜面台なくてトランペットも指揮者も楽譜握って演奏ってのいつ見てもウケる。みんな楽譜読めないからもはやカンペなんだけどw)
気分乗ってきてアフリカンなスイッチ入ると踊り出すし叫ぶしインディアンみたいな声出すしで、もはやわけわからんww
私はダンス知らんからとりあえずみんなに合わせるwww
これがリアルゴスペルだー!!!な図。
ある時、確か土曜か日曜だったと思うんだけど、私はタウンをブラブラしてたら突然指揮者から電話かかって来て、今から演奏会にいく!ピックアップにくるから今どこにいる?と言われ。
タウンのどこどこにいるって行ったらすぐピックアップの車が来た。笑
しかも荷台に積み込まれる系の車で!あのアフリカあるあるの車で!笑
して、すでに荷台に合唱のメンバーがひしめき合ってるんだけどさ、そこに乗れとな!www
しゃーなしそこに飛び乗るも初荷台な私、車の揺れに耐えられずワーワー言ってたら、荷台の一番安全な場所に移動させて来れた。
(荷台の運転席の壁に背中を持たれて座ると、風も当たらず安定して座れるのでベストな席なのです。)マイタバサ。
で、バイオリン取りに家に寄ってもらって、あとは車に揺られ~~ある教会についた。
ハラレの田舎にあるこじんまりした教会だった。お客さんの中には白人の人もいた。
何弾くのか弾く直前までわかんかったけどwwww
合唱団のみんなはそりゃ楽しそうに歌ってた。
観客は歌い終わるたびいっぱい拍手してくれた。素直に嬉しかった。
帰りは。。。。また荷台。
徐々に日が暮れ始める中、デコボコすぎる道をガタガタと行く。
みんな疲れたのか何人かが荷台で横になり始めた。そんなにスペースないからみんな折り重なりあいながらwwww
シャネルって名前の巨漢の女の子が(シャネルてwww今思えば英語版のキラキラネームだったのかもww)チアキも横になりなよって言ってくれたので、横になってる彼女のお腹の上に頭を置いて横になったwww
なかなか居心地が良かったよwww
で、ふと見上げて気づいた。
真っ赤な夕日に染まるアフリカの空!!!!!
言葉が出ないほど美しい。。。
すると誰かが歌い始めた。
今日歌った歌やチャーチソング。
勝手にみんなハモってる。
して最終的に歌詞忘れてアアア~ってなって笑ってまた同じ曲歌ってwww
彼らの歌ってアフリカ!って感じの響きで、この景色と良くあっていて本当に美しい。
ジンバ人たちとガタガタ道をオンボロ車の荷台に寝っ転がって、徐々に星が輝き始めるのを眺めながらゴスペル歌って、なんだか知らないけど、とととおおおおおおっても楽しくて、素敵な素敵な瞬間で、だから私は音楽が好きなんだよって思った。
その日の星空はいつもと変わらない夜空だったけど、幸せと平和で満たされていて特別な景色に見えた。
ああ〜この今の気持ち。忘れたくないな。。。と強く思った日だった
。