そろそろ本気で学びませんか? 燭台切

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刀剣乱舞-花丸- きゃらとりあ アクリルキーチェーン 燭台切光忠


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舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰

6月18日夜公演を観て参りました!

この観劇には、いろいろな出来事があって、いろいろな想いがあって、何を書こうかと迷いながら、ストーリー的なネタバレなしの感想と、私の舞台「刀剣乱舞」に対しての想いを綴ってみたいと思います。

原案:「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)
脚本・演出:末満健一さん
音楽:manzo テルジ ヨシザワさん
アクション監督:栗田政明さん
音響:ヨシモトシンヤさん

三日月宗近:鈴木拡樹さん 山姥切国広:荒牧慶彦さん
骨喰藤四郎:三津谷亮さん 不動行光:椎名鯛造さん
へし切長谷部:和田雅成さん 歌仙兼定:和田琢磨さん
鶴丸国永:健人さん 燭台切光忠:東啓介さん
大般若長光:川上将大さん 鶯丸:前山剛久さん
大包平:加藤将さん 小烏丸:玉城裕規さん

足利義輝:中河内雅貴さん 鵺と呼ばれる:碓井将大さん

井上象策さん 小村泰士さん 小山蓮司さん 多田聡さん
夛田将秀さん 中西 奨さん 早川一矢さん 平野アキムさん
福島悠介さん 星 賢太さん 守時 悟さん 山下 潤さん
湯浅雅恭さん 渡辺洋平さん

まずは、18日朝に発生した地震で被災された方々へ、心よりのお見舞いを申し上げます。

私が地震のことを知ったのは、朝仕事から帰って来て早朝に何名かのアンサンブルキャストさんのツイッターに行きますリプを入れた後でした。その時点で新幹線が止まっているという情報があり、私は高速バスで切符を取っていたので、動きますようにと祈りながらバスの営業所まで行ったのですが、運休ですと言われ、急きょ、交通手段をJRに変更して、とりあえず岡山まで行き、新幹線が動き始めるまで待機していました。

そして、新幹線が動き始めたのが15時前。徐行運転&地震が大きかった場所を中心に線路の安全確認をしながらの運転で、しかも、ホームに発車前の新幹線が止まっていて入線待ちがあったりで、京都に到着したのが開演の20分前でした。

劇場のロビーはたくさんのお客様で賑わっていて、ちょっとほっとした気持ちにもなり、でも、客席に入って座席に着き、舞台が始まっても、私の座席の斜め前の座席は空席のままでした。後から知ったのですが、昼公演は半分くらいしか客席が埋まってなかったそうです。この空席を、出演されているキャストの皆さま方は、どんな気持ちで見ていたんだろう、って、来れなかったお客様も、見ている役者の皆さま方も、本当に凄く辛かっただろうな、って、涙が溢れてきました。

でも、逆に考えれば、前日から京都入りしているお客様含め、半分の方々が劇場に辿り着いたということで、たぶん、中止になっていたとしても、上演しても、賛否両論あって、公演中に地震が来た場合の対策とかも考えて、全て分かった上での上演だったのだと思います。第一弾初演が上演されてから約2年。福島悠介さんが出演されたことで観始めた「刀剣乱舞」ですが、いきなり、アンサンブルさんの情報解禁がされた時点でチケット完売という状態から始まり、チケット倍率が高くて毎回ライブビューイングでしか観れず、2年目にしてやっと取れた、たった1公演。それが18日の夜公演でした。

だから、私にとっては、本当に大切で、いろいろな想いがたくさん詰まった、1公演だったのです。スタッフの皆さまや役者の皆さまには本当に感謝しかありません。上演してくださったこと、とても、とても素晴らしい舞台を観せて下さったこと、心よりお礼を申し上げます。本当に、本当にありがとうございました。

感想は、まだ観ていない人も多いと思いますので、ストーリー的なネタバレは一切なしで、殺陣中心になると思いますが、書かせていただきたいと思います。

まず、どの舞台でもそうですが、音楽が凄いです。心臓えぐられます!ストーリーに関しては書きませんが、登場人物それぞれの熱量も凄いです!前半は過去作品を観ている人は思わず笑ってしまいそうなシーンもあります(笑)

そして、なんといっても、殺陣が凄い!!私は遥か昔(笑)にジャパンアクションクラブのファンクラブに入っていたことがあるくらい殺陣好きで、応援する役者さんもアクション系の役者さんが多いので、どの舞台を観てもアンサンブルキャストさんを凄く楽しみに観てしまうのですが、加えて、舞台「刀剣乱舞」は過去作品をライブニューイング、または配信で観ているので、凄いことは分かっていましたが、実際に生で観ると鳥肌が立つ、なんてレベルを遥かに超えていました。

よく、舞台「刀剣乱舞」の感想に、アンサンブルの皆さんが凄いとか、こんなに人数が少ないとは思わなかった、という感想を見かけますが、私の場合は逆で、これだけのクオリティの高い作品に仕上げるために必要だったのが、このアンサンブルの方々なのだと、そう感じました。普通の舞台ではアンサンブル12名というのは多い方だと思います。実際、第一弾初演の時に12名というのを観て、多いっ!って思った記憶があります。しかも、今回は14名という大所帯で。でも、舞台を観て納得しました。

なんという激しさ。なんという贅沢さ。前回もそうですが、今回もアンサンブルの方々は、アクション系の事務所所属、もしくは、出身の役者さんが多くて、全ての殺陣シーンにおいて、打刀、太刀、槍、短刀、など、間合いが全然違う刀での殺陣があちこちで同時に繰り広げられているのに、それでも、誰一人当てることなく、しかも、めちゃくちゃきれいでスピード感のある殺陣回しが展開されていて、しかも、アクション系の役者さんが多いので、背落ちをはじめ、殺陣シーンの至る所で回転系や階段落ち系などで派手に斬られる時間遡行軍多数で迫力満点!14人だからこそ可能になる贅沢で美しく感動的な殺陣だと、深く感動しました。

加えていうと、刀剣男士や人間の方の殺陣もめちゃくちゃ凄いです。アンサンブルの方々のほとんどは、相手に合わせたスピードの殺陣が出来るので、あれだけ速い殺陣回しが出来るというのは、メインキャストさんの殺陣が凄い証拠だと思います。実際に、今まで観た舞台で、アンサンブルキャストさんが出ていない殺陣シーンでは、迫力やスピード感が落ちてしまう場面も観たことがありますが、刀剣男士同士の殺陣ではそれがない!ないどころか、きれいで、刀筋から刀剣たちの気持ちが痛いほど伝わってくる殺陣になっていて、激しく感動します。

更に、お芝居が凄すぎます。凄い熱量です。特に凄いと感じたのが鈴木拡樹さん。今までにも書いたことがありますが、鈴木拡樹さんの出演された舞台をDVDや配信含め、いくつか観てますが、この方ほど、役がご自身に下りてくる方はない、というくらい、どの舞台でも凄くて、一番それを思ったのは、「幻の城」という 舞台を配信で観た時でした。あの拡樹さんの役つくりは今でも脳裏に浮かんできます。鳥肌が立つという生ぬるいものではなかったですが、今回の三日月もめちゃくちゃ凄いです。お芝居もそうですし、今回で特に凄いと思ったのが殺陣!三日月の殺陣が凄いんです。特に後半。恐ろしく最小限の動きだけで、ピタ、と、太刀を止め、恐ろしいほどのキレとそこから感じる圧力、想い。

その三日月の殺陣から、三日月の想いが痛いほど溢れていて、それに係わる刀剣たちの殺陣からも、さまざまな想いが伝わって来て、本当に、どの登場人物の殺陣からも、お芝居からも、泣きたくなるような想いと熱量がビシビシ伝わってきました。

また、とある殺陣シーンが、ため息しか出ないくらい美しくて鳥肌立ちまくりでした。いいむろなおきさんが、ご自身のTwitterで、ちょっとだけ指導で関わっていて、観たらすぐに分かると思う、と言われてましたが、すぐに分かりました(笑)

こういう表現の仕方があるというのを、舞台で観たことがない方もいると思うので、あえて言葉では書きませんが、舞台上に突然現れた、その表現方法で繰り広げられる殺陣は、それはそれは美しく、しかも、ストーリーの流れ的に涙が止まらなくなり、一人ひとりの動きが凄くきれいで、アンサンブルの皆さまだけでなく、メインキャストの皆さま方含め、その場面での鍛えられた体幹の美しさに激しく感動しました。

私が、こういうシーンを舞台で初めて観たのは4年くらい前でしょうか。福島さんといいいむろさんが共演された「ペルソナ3」でした。その時は夏祭りのシーンだったのですが、今でも時々思い出してしまうくらい大好きなシーンです。今ではいろいろな舞台で、こういう表現方法で行う殺陣も増えてきましたが、今回の舞台「刀剣乱舞」では、これほど美しく仕上がったのは初めて観た、というくらい美しいシーンになっていて激しく感動しました。

加えて言うと、このシーンにも関係してくるのですが、一瞬の静止がめちゃくちゃカッコいいです。いろいろな場面でそれはあって、激しい動きの中の一瞬の静止、ゆったりした動きの中での一瞬の静止、刀を交える中での一瞬の静止、はっきりわかるものもあれば、気が付くかつかないかの静止もあって、この一瞬の静止が殺陣のキレのよさを更に際立たせている感じもしました。

そして、先程も少し書きましたが、やはり、なんといっても、全編を通しての殺陣シーンの凄さは圧巻ですね。特に、アンサンブルの皆さま方の、もしかしたら毎回120%の力で戦っているのではないか、と思わせるくらいの、恐ろしいほどのキレと美しい殺陣裁き。舞台がもの凄く狭く感じるくらい、大人数での殺陣でも、誰一人ケガなく、事故なく公演が進んでいて、その殺陣シーンを観ただけでも、メインキャストの皆さま方が、どれだけアンサンブルキャストの方々に対して、強い信頼感を抱いているか、というのが凄く伝わってくる気がしました。

余談ですが、私はいつも、時間遡行軍の顔の見えない状態の福島さんを探してしまうことが多くて、結構序盤の殺陣シーンの下手側で戦っていた打刀、その後、歌仙兼定と戦っていた打刀が、動き方から福島さんかな、って直感的に思ったりもしましたが、一度観ただけでは、やはり確信が持てず、かといって地方民の身では劇場での観劇はもう叶わないので、というか、その前に当日券がスマホ限定受付という時点でアウトなのですが(笑)、ライブビューイングや配信でまた懲りずに探してみたいと思います。

それと、もうひとつ。私は今回、前方寄りの下手端に近い座席だったのですが、この壮大で感動的な殺陣シーンを、一度でいいから2階席から観てみたい、って凄く思いました。何年か前に福島さんが出演された殺陣の多い舞台を2階席から観たことがあるのですが、2階席から観る景色は、舞台奥まできれいに見えて、しかも、1階席から観る時のような、人物同士の重なり(手前の人物の陰になって奥にいる人物が見えない)がないので、凄く広い視野で殺陣シーンを観ることが出来て感動でした。刀剣乱舞のようなチケットの取れにくい人気舞台では難しいですが、殺陣の多い舞台を観る時は、1階席、2階席、それぞれから観てみたいな、って今回の公演を観て更に強く思いました。

なお、私は東京での公演はチケット取れずで、大千秋楽はライブビューイングで観させて頂く予定です。まだ抽選結果が出ていないので、確実にライブビューイングで観れるかどうかは分かりませんが、今度は映画館の大スクリーンで刀剣男士や時間遡行軍の皆さま方の雄姿を拝見できることを楽しみにしています。

舞台「『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰」京都公演は、まだ最初の休演日を過ぎたばかり。余震などの心配もあると思いますが、京都公演残りの全日程、福岡公演、そして、東京へと再び場所を移しての、東京公演と東京凱旋公演。今回、劇場へ来れなかったお客様への想いも込めて、大千秋楽まで全ての皆さまがケガなく無事に駆け抜けられますことをお祈りしています。

そして、なんと言っても、休演日とか各公演間とか、本当に少しの時間でも出演者の皆
まが休息を取れることを願ってます。この日、舞台上で繰り広げられる凄い熱量のお芝居や殺陣を目の当たりにして、こんなに全力の舞台を、こんなに命を注ぎ込む舞台を、1日2公演やるのか、って。もしかしたら、2公演終了後には力尽きてしまうんじゃないか、って。そんな風に思ってしまうくらい、激しい熱量と想いのこもった舞台でした。

あらためまして、出演者の皆さま、スタッフの皆さま、地震という大変な中で上演していただき、言葉では言い表せないくらい素晴らしい舞台を観せていただきまして、本当に、ありがとうございました。


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