知っておきたい幻冬舎活用法 改訂版

知っておきたい幻冬舎活用法 改訂版

気になる幻冬舎をチェックしよう

● 「自由で平等で絆のある社会で暮らしたい」と願っていますが、この社会の実現は原理的に不可能とは?

人は何かの犠牲なしに何も得ることはできない 何かを得るためには、それと同等の代価が必要になる それが、錬金術における等価交換の原則だ その頃僕らは、それが世界の真実だと信じていた鋼の錬金術師 1巻より

どうも、中田です!

誰もが、「自由で平等で絆のある社会で暮らしたい」と願っていますが、この社会の実現は原理的に不可能と言われています。

関連した話で、たまーに、「なかだ」というコミュニティ(共同体)を「自由で平等で絆のある社会(のような社会)」にして欲しいとも言われます。

そのクライアントの理想は実現できるのでしょうか?

政治思想(主義=ism)のトレードオフを理解すると、この実現が原理的に不可能であることが分かります。(少なくとも、僕の知る限りはすべてを実現することは学問でも、現代社会でも実現できておらず無理とは言われています)

・ちなみに、世界の最先端の思想は僕の脳みそではもう理解できないレベルのことも多いです。多分、死ぬまで理解できないというか、進みが早すぎて追いつけないかもしれませんが、がんばりますw

(政治)思想に関しては、あまり書きたくありませんが、こういった功利主義全般についての基本部分は知っておいて欲しいので学問的なところだけ書いておきます。(学生の頃にやるとは思いますが、、、)

(政治)思想には主には3つ~4つの思想があります。

人によって若干解説が異なるのですが、主には自由を求める自由主義(リバタニアリズム)、平等を重視する平等主義(リベラリズム)、共同体を重視する共同体主義(コミュニタリアニズム)、最大多数の最大幸福の市場原理を追求する(功利主義)の3つ~4つです。

自由、平等、共同体の3つは進化論に基づく直感的「正義」が関わっていると言われいます。正義はチンパンジーでさえ感情的になるくらい、反発しやすい箇所ということです。功利主義のみ進化論の直感に基づく正義に基づかないので()としています。

前者3つは脳科学でいう古い脳で、後者は前頭前野情報処理ということが関わっているかもしれません。(これは私見です)

「なかだ」のクライアントの中でも多いのは、「自由になりたい」という要望が多いので、強いて言うのならば、「自由主義(リバタニアリズム)」に当てはまる人が多いのだと思います。

しかし、これらの思想にはジレンマ(対立、モラルジレンマともいわれますが、モラルジレンマの単語は覚えないでおkですw)が存在します。

例えば、自由に生きるということは、共同体の絆を守ることや伝統の厚みを守ることとは対立する概念ですので、自由に生きることと共同体を守ることは同時に実現することができません。自由に生きたら共同体は崩壊するということです。具体例は、社会学のフリーライダーを思い出して欲しいと思います。自由に生きる人たちが日本社会を破壊していくわけです。ベーシックインカムが実現できないのは他国からフリーライダーがドット押し寄せてくるからとも言われています。外国の方が日本人と結婚して子供をたくさん産めばいいだけで、貧困地域の年収をはるかに上回る金額が何もしないでも貰えるようになるわけです。

逆に、共同体主義を実現するということは、共同体主義者はのっぺりした社会が正義に反して嫌いなわけで、人は共同体に階層を設けるということが知られています。サルやチンパンジーの社会でさえ、アルファサル(ボスサル)を中心とした社会が出来上がります。ということは、共同体に階層ができるということは、平等さはなくなります。階層ができるということは、自由さも失います。

功利主義を実現するということは、市場の原理のシンプルな原理から起きる複雑な世界(多様性の世界)に任せるということです。そうすると、階層などを持つ共同体からは排除されやすくなります。何故ならば、功利主義ということは、儲かればもうかる方がいいに決まっているからで、共同体の絆や階層(アルファボスザル)とは対立してしまうからです。

そんな功利主義も、行き過ぎた結果、儲かればもうかるほどいいという思想は最近鎮火していって、儲けつつも美徳(道徳)が大事なんだというコミュニタリアニズムが入ってきています。市場に、国が介入するように、介入していっているわけですね。しかし、そんな美徳では企業は成り立っていかないから、まずは儲けようという反論も当然のように出てきます。最近の幻冬舎さんの問題がこれに当たると思っています。ニュースによると「モラルが〜」という批判が多かったそうです。リベラルの綺麗事やコミュニタリアニズムの道徳はたくさんだ、と思う気持ちも一方で分かります。

こういったジレンマを「モラルジレンマ」と言いました。

具体的な状況と社会的責任でどうバランスを取るのか?という問題です。もちろん、すべてを実現する最適解は僕の知る限りはありませんから、考え続けるしかないと思っています。

このように、4つの思想は対立関係(モラルジレンマ)が起きると言われています。どの思想にも一長一短のメリットとデメリットがあるということです。

人は何かの犠牲なしに何も得ることはできない 何かを得るためには、それと同等の代価が必要になる それが、錬金術における等価交換の原則だ その頃僕らは、それが世界の真実だと信じていた鋼の錬金術師 1巻より

【参考書籍】

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● 中田真広のブログ〜認知科学に基づく気功・コーチング・ビジネスを指導しています。 今の幸せ、2021年以降の幸せへ

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●自己紹介

はじめまして、「今の幸せ、2021年以降の幸せ」を目指したコミュニティ「なかだ」を運営しています、中田真広と申します。

僕は2012年の23歳の頃から最先端の認知科学に基づく気功を使って、プロのヒーラーとして活動してきました。その時の活動記録は「リバイブ」というシリーズ記事にまとめています。

現在は個人向けのヒーラー養成講座、パーソナルコーチング、コンサルティングセッションをメインとして、2017年からは不定期だったセミナーを毎週にして、「今の幸せ、2021年以降の幸せ」のために毎週のセミナーを開催しています。

2019年3月からは毎週のセミナーが朝5時まで16時間行うなかだブートキャンプという形となりました。

そんなクライアントからの感想は400件をこえています。

また、過去に開催したセミナーの内容をオンラインで学べるバーチャル講座は100本以上を超えています。

ヒーラー養成講座は半年間で約200万円でプロのヒーラーになって活動したい方向けで基本的な技術や考え方、実務を指導しています。

パーソナルコーチングは詳しくはを閲覧して欲しいのですが、半年間で約200万円でマインドの使い方を教えています。

コンサルティングセッションは、半年間で約200万円でコンセプト作りから、ノウハウの提供やビジネス、プロデュース的なことを指導しています。

数年後はここにパーソナルトレーニングセッションという形で身体作りの講座が入ったら、各種セッションや毎週のセミナーを通して、

僕のビジネスでやりたかった社会に機能を果たせるヒーラーの育成や実現したかった教育機関が一通りできたということになります!

「今の幸せ、2021年以降の幸せ」のもっとも根本的な理由はヒーラーをしていて不幸そうな人や、病んでいる人をたくさんみてきた経験から、もっと健康で、元気で、幸せで、賢く、ある程度お金に自由で、身体ができている人を増やしたいってことがあります。

今が幸せで良ければ良いという価値観もありますが、最低3年後は見据えて動いたり、予防してほしいと思っています。

なので、「己を知り、世界の形を知っている」人たちを増やしていきたいと。

ヒーラーをしていて、「己を知らず、世界の形を知らない」ヤバイ人たちをたくさんみてきました。そして、何かのバランスが欠けていたら人は幸せになれないものです。

僕はこれらをひっくるめてスマートなマッチョを育成すること=「スマッチョ」な人と呼んでいて、「スマッチョ」な人たちを増やしていきたいと思っています。

しかし、「なかだ」は大企業ではありませんし、小さなお店なのが現実です。

そして、1人の人を育てるのは大変な手間がかかるものです。

なので、大企業的な振る舞いはできませんし、そんなに多くの人は指導できませんが、その分、質の良いものを提供できるように日々丁寧に指導しています。

そんな「なかだ」で毎月学んで、3年くらい学べば「スマッチョ」になっているでしょうし、社会に機能を果たせるヒーラーになっているはずです。

ぜひ、あなたも「なかだ」で学んでみませんか?

株式会社なかだ 代表取締役 中田真広

あなたの幻冬舎を見てあなたを見つけてくれる人は必ずいます。

「『新刊』と『文庫本』は役割が違う」
【累計20万部突破】キンコン西野が文庫本『魔法のコンパス』を全編書き直した理由とは!?

5月24日に『新・魔法のコンパス』(KADOKAWA)という文庫本が出ます。
こちらは3年前に出した『魔法のコンパス』の文庫化に伴い、全編書き直した一冊となっております。
713円
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文庫本といえば、数年前に出した本の「安くて小っちゃい版」というイメージですが、文庫化の話をいただいた時に、すぐに全編書き直すことを決めました。
全編書き直すことに決めた理由は二つです。
| 時間の価値が上がった
これは幻冬舎の箕輪サンが本を作る時に意識されていることだと思うのですが、エンターテイメントの選択肢が増えた現代は『時間』の価値が高騰していて、「30分で読み終える本→薄っぺらい→損」から「読むのに2日かかる本→時間を奪われる→損」となってきているので、まず決めたのは、読者の時間を乱暴に奪わないこと。
要点を絞って、内容は薄くせずに、1時間半で読み終える本にするべく、全編書き直すことにしました。
んでもって、文庫化に伴い全編書き直すことに決めた二つ目の理由がコチラ。
| 文庫本は本屋さんに「残る」
数ヵ月(早けりゃ数週間)で入れ替わる新刊と違い、文庫本は何年も何年も本屋さんの奥の方の棚に残り続けます。
新しい情報は数年後には確実に古くなるので、何年も残り続ける文庫本に、まさか「ブロックチェーンとは?」といった内容は書けません。
文庫本に書かなきゃいけないのは「10年後に読んでも古くならない情報」と結論し、「お金」や「広告」に関する普遍的なルールを書かせていただきました。
なので、西野お得意の「クラウドファンディングの話」などは書いてないッス(*^^*)

| 優しい一冊ができました。
そんなこんなで、いよいよ発売となる文庫本『新・魔法のコンパス』の“対象年齢”をあえて言うと「小学生以上」です。
夢を叶え、夢を持ち続ける為に必要な普遍的な情報をメチャクチャ分かりやすく書いてみました。
親子で読める一冊となっています。
是非(*^^*)
713円
Amazon
【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルの記事を毎朝投稿しています。
今朝は『今回の幻冬舎の炎上を作家はどう捉えるか?』というテーマで一本書かせてもらっています。
興味がある方はコチラ↓
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幻冬舎 関連ツイート

RT @WBJPPP: これは、僕も全く同じ事を考えていた(苦笑)。
僕は「資本家目線」で物事を見ているからバイアスがあるのかもしれないが、普通はこう考えるのではないだろうか?
幻冬舎を激しく非難している「作家」と称する人達の感覚は、ちょっと理解しかねる。自分達は特別だという感…
RT @ishikawakoji: 幻冬舎の見城さんに角川時代に初めて会った時「君たちの音楽は聴いたことがないけど、素晴らしいと思うよ」と言われた。超能力者なのかな。すごいなあ。

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