ジレンマ たしかな野党が必要です

嫁の裏切り！

　G・W（ゴールデンウィーク）突入前に計画的に子を連れ去れた私は,手も足も出せないままかなりの精神的なダメージと焦り、そして相手方に怒りを感じていました。兎に角何でもいいからこの状態から少しでも脱却したい私は、母が勧めた「警察への捜索願」を出す為に自分の住んでいる街の警察に出向きました・・・。

（本文）

　嫁の子供の連れ去り、そして警察への捜索願と今回嫁が起こした事件で私はくたくたになっていました。まさかこの様な形で計画的にやられるとは夢にも思ってなかったからです。以前から何時かはこの生活は破綻し離婚するだろうな。そして嫁と親権の取り合い合戦をしなければならないだろうとは思ってはいましたが、先に仕掛けられ、それも何処にも連絡が取れないG・W（ゴールデンウイーク）突入一日前に仕掛けられるとは思いもよらなかったから、さすがに不意打ちのパンチを食らったと同じようになんかもうボロボロでした。
　そしてそのくたくたな体と精神のまま警察の力を借りて約束した事、つまり嫁の実家に子供達を迎えに行きました。しかし嫁は家に立てこもり出てきません。インターホンを鳴らしても全く以って出てこないのです。「しまった謀られた！」とその時私は一瞬思いました。つまり、話し合う約束はしたものの、それは全くの嘘で家に立てこもれば全くこちらが手を出せない事を嫁やその家族は事前に知っていたのです。ましてやG・W（ゴールデンウイーク）であり、別に嫁は会社や何処かに出かける必要もないので、家での立てこもり（籠城）は私にはダメージはあれど嫁には好都合であったのです。私は途方に暮れ外から子供達の名前を叫びました。子供達はきっと私の声を聴くと反応すると思ったからです。何度か叫びましたがしかし全く反応はありません。後から分かったことですが子供達は私の声を聴いて「パパ！パパや！」と思い返事をしようとしたらしいのですが、嫁とその姉が口をふさいで言わさないようにしたそうです。兎に角約束を守らない嫁に滅茶苦茶腹が立った私は、嫁の実家のインターホンを鳴らし、さらに「開けろ！この野郎！話し合いはどうした！」と叫び、ドアノブを握ってガチャがガチャと引っ張りました。それでも全く出てきません。しびれを切らした私は再度警察に電話を入れ、内容を告げて現場に来てもらいました。サイレンの音とともに警察が来て、嫁の実家周辺は何があったのかと人が出てきて騒がしくなってきました。そして警察がインターホンを鳴らし「開けなさい！警察です」と言うと嫁が渋々出てきました。そして警察が中に入っていき、３０分ぐらいして出てきました。そして私に「一度家に帰って今後の事を再度夫婦で話し合って、それでもダメなら家裁で話しあい子供の親権をどうするのか決めなさいと言ったんだが、全く首を縦に振らない。どうやら今回の一連の行動は弁護士の指示のもとそうしているようだ。我々も何とかしたいのだがこれは民事事件となり、もうこれ以上介入できない。ましてや相手は弁護士が既に入っているので、旦那さんも今回は一旦引き上げて連休明けにでも弁護士さん立ててどうするのか相談されたほうが良いですよ。」と言いました。私は「そうか！弁護士が指示していたのか！」とつぶやき、今回の事件が改めて用意周到に以前から計画がなされていた事だと確信しました。さらに警察が「これ以上あなたがここでインターホンや叫んだり、そしてドアノブを引っ張ったら不法侵入とみなすよ。だから残念だがここは一旦引き下がりなさい。」と私に告げました。しかし私は「G・Wだから弁護士に相談も出来ないし、私も親権を持っている。相手方だけがこの様な不法行為をし、ましてや会って話し合う約束を一方的に破ったんだから、警察がもっと相手方にきつく言うべきだ！」と引き下がらず言うと警察は「とにかくあなたがここに居るのは自由だ！しかし、相手方の家の前をうろつき、大きな声で叫び、インターホンを鳴らすのであれば警察はそれなりの対処を取る。」と一点張りでどっちの味方なのかもう分かりません。私はクッソーと言う怒りと共に、このままここに居残るのか結局一人で帰宅するのかジレンマに迫られました。でも心の中では「完璧に負けた」と言う声が響いていました。そして暫くして私はあきらめと子供達に会えないと言う情けないと言うか寂しい気持ちが交差して嫁の実家を後にし自宅へ帰りました。家に一人で帰った後、私は焦り、今後はどの様にすれば良いのか一人色々考えました。でも警察もあてにならなくなった今、ましてやG・Wの為何ら打つ手も出来ない今の自分が非常に情けなくなり、まるで手足をもぎ取られたような気持ちで落ち込みました。そして何時もなら私の傍に居て一緒に遊ぶ無邪気な子供達が居ないとてつもない寂しさが、がさらに私に拍車を掛けて疲れ切った体と精神を追い込みました。

それではまた次回この続きを読んでくださいね！